火災報知器について

火災を早期発見し、逃げ遅れを防ぐため

すべての住宅に住宅用火災警報器の設置を!

なぜ設置するの?

住宅火災による死者が急増しています。その半数以上が高齢者です。
また,死に至った原因の約7割が「逃げ遅れ」によるものです。
アメリカやイギリスなどでは,住宅用火災警報器の設置が義務付けられ21年間で住宅火災による死者が半減するなどの効果をあげています。
火災報知器の画像
煙や熱を感知して、警報音や音声で火災を知らせます。
寝室、廊下、階段には煙式警報器を取り付けてください。台所には熱式警報器が適しています。

どこに取り付ければ良いの?

家の図

住宅用火災警報器の取り付け位置は?

天井に取り付ける場合
壁から60cm以上離します。
壁面に取り付ける場合
天井から15~50cm以内に取り付けます。
はりなどがある場合
はりから60cm以上離します。
エアコンなどの近くに取り付ける場合
き出し口から1.5m以上離します。

定期的に作動確認し音を聞きましょう!

住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。
住宅用火災警報器は、10年を目安に交換しましょう。

悪質な訪問販売にご注意!

消防署では「住宅用火災警報器・住宅用消火器等」を販売することはありません。
最近、消火器等を不適正な価格による販売を行う、悪質な訪問販売の被害が増えています。
今後、住宅用火災警報器の設置義務化を契機として、被害が拡大することが懸念されますのでご注意ください。
(火災警報器は、クーリングオフの対象です)

お問い合わせ先

住宅用火災警報器相談室 TEL(0120)565-911

備北地区消防組合消防本部予防課 TEL(0824)63-1191(代表)

NTT固定電話のIP網移行に伴い火災通報装置に発生する 不具合について

発生する不具合

NTT西日本が提供している固定電話サービスが、令和6年1月以降、順次固定電話網からIP網へ移行されることとなっていますが、移行後、一定の条件を満たす火災通報装置を使用して消防機関へ通報を行った際、通報はできるが消防機関からの折り返しの連絡が正常に受けられなくなる不具合が発生することがわかっています。

不具合が発生する条件

次の2つの条件のどちらかに該当した場合に不具合が発生します。

【条件1】

⑴ ナンバー・ディスプレイ契約又はモデムダイヤルイン契約をしている。

⑵ 上記⑴の契約をしている加入電話回線と火災通報装置を接続している回線が同一である。

⑶ 火災通報装置が特定の型式に該当(特定の型式に該当するかどうかは、こちらの火災通報装置機種一覧〔外部サイト:消防庁ホームページ〕を確認してください。)

【条件2】

⑴ PBダイヤルイン契約をしている。

⑵ 上記⑴の契約をしている加入電話回線と火災通報装置を接続している回線が同一である。

不具合を防ぐ方法

不具合を防ぐためには、次のいずれかの方法を取る必要があります。
1 ナンバー・ディスプレイ契約等を解約する。
2 ナンバー・ディスプレイ契約等をしている加入電話回線と火災通報装置を接続している回線を分ける。
3 火災通報装置をこの不具合に対応する機種に取り替える(条件1の場合のみ)。

火災通報装置を設置している建物の関係者の皆様へのお願い

建物に設置してある火災通報装置が、不具合の発生する条件に該当するかどうかについて、NTT西日本との契約内容などをご確認いただき、不具合が発生する条件に該当する場合には、早めの対策をお願いします。

また,不具合が発生するおそれのある火災通報装置を設置している建物の関係者の皆様に対して、「ダイレクトメールによる火災通報装置に発生する不具合についてのお知らせ」と「電話による改善に向けてのヒアリング」が、NTT西日本から直接行われますので、ご理解ご協力をお願いします。

詳細については,次のホームページをご確認ください。
総務省消防庁ホームページ (外部サイトへ)